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MACD (Moving Average Convergence Divergence)

MACDはMA(移動平均線)の派生種であるEMA(指数平滑移動平均線)をベースにして作成された2本のラインから成る指標です。


MACDの2本のラインは「MACD」と「シグナル」と呼ばれています。反応が早い線が「MACD」、遅い線が「シグナル」です。2本のラインのクロスや0ラインとのクロスをサインとした売買が基本となります。



MACDの計算式

MACDの計算式は以下のようになります。

SMA = 単純移動平均線、EMA = 指数平滑移動平均線
EMA' = 前日のEMA、Ct = 当日終値


EMAは初日とそれ以降で計算式が異なります。

初日のEMA = 前日のMA + α( 当日の終値 - 前日のMA )

以降のEMA = 前日のEMA + α( 当日の終値 - 前日のEMA )

初日のEMAの作成時点では前日のEMAが存在しない為、最初に求めたMAを用いてEMAを計算するのです。それ以降は前日のEMAを用いて計算します。

MACD = 短期EMA - 長期EMA

シグナル = MACDのEMA

短期EMA、長期EMA、シグナルの期間設定はそれぞれ12、26、9日が基本です。MACDが0の点は短期・長期EMAのゴールデンクロス・デッドクロスの点になります。


MACDによるトレード


MACDのトレードも2本のラインによるクロストレードが主体です。

MACD、シグナルが0以下で推移
 ⇒ MACDがシグナルを下から上に突き抜ける = 買い

MACD、シグナルが0以上で推移
 ⇒ MACDがシグナルを上から下に突き抜ける = 売り

それ以外としては
MACD、またはシグナルが0ラインを下から上に突き抜ける = 買い

MACD、またはシグナルが0ラインを上から下に突き抜ける = 売り

といった方法もあります。


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